- 保温工事の仕様書を作成したい
- 保温工事の要領書を作成したい
- 公共工事の仕様書はわかりにくい
保温工事の仕様書・要領書の作成、大変ですよね。何をどこまで書くべきか悩んでいるのではないでしょうか。
また、公共工事においては「標準仕様書どおりに」と指示されます。ネットで調べれば、PDFによる情報が見つかるものの、必要な情報を探しにくいと感じることもあるのではないでしょうか。
有限会社沼島工業は創業40年、400件以上の保温工事の施工実績があります。
そんな、保温工事のプロフェッショナルが、仕様書・要領書をより作成しやすいよう「公共建設工事標準仕様書」をもとにわかりやすく表にまとめました。
この記事を読むことで、仕様書・要領書作成に役立つ情報をわかりやすく、簡単に手に入れることができます。
下記の目次から、あなたの工事に関わる部分に飛び、必要な情報を取り出して使用していただければと思います。
保温工事仕様書・要領書【公共建設工事標準仕様書抜粋】
国土交通省の公共建設工事標準仕様書の保温工事に関わる部分を、わかりやすく表にまとめました。
仕様書作成時は、記載内容をそのまま流用していただければと思います。
施工要領書作成時においては、記載内容に図解が入るとなお良いです。
保温工事の基本的な知識について知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
>>保温工事とは?創業40年の保温のプロが初心者向けにわかりやすく解説
空気調和設備工事の保温施工要領
空調設備の保温に関わる、下記の項目について表にまとめています。
- 温水管
- 蒸気管
- 冷水、冷温水管
- 冷水管(冷水温度2~4℃)
- ブライン管
- 冷媒管
- タンク
- ヘッダー
- ダクト
- 消音内貼
- 排煙ダクト
- 煙道
温水管の管、継手、弁類の保温(膨張管を含む)
施工箇所 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ |
屋内露出(一般居室、廊下) | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.合成樹脂カバー1(シートタイプ) |
15~80A:20mm 100~150A:25mm 200~300A:40mm |
機械室、書庫、倉庫 | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.原紙 5.アルミガラスクロス |
|
天井内、パイプシャフト内および空隙壁中 | ロックウールまたはグラスウール 1.アルミガラスクロス化粧保温筒 2.アルミガラスクロス粘着テープ |
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暗渠(あんきょ)内(ピットを含む) | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.着色アルミガラスクロス |
|
屋外露出(バルコニー、開放廊下を含む) および浴室、厨房等の多湿箇所 (厨房の天井内は含まない) |
ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.ステンレス鋼板 |
蒸気管の管、継手、弁類の保温(0.1MPa未満の低圧蒸気)
施工箇所 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ |
屋内露出(一般居室、廊下) | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.合成樹脂カバー1(シートタイプ) |
15~25A:20mm 32~50A:30mm 65~300A:40mm |
機械室、書庫、倉庫 | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.原紙 5.アルミガラスクロス |
|
天井内、パイプシャフト内および空隙壁中 | ロックウールまたはグラスウール 1.アルミガラスクロス化粧保温筒 2.アルミガラスクロス粘着テープ |
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暗渠(あんきょ)内(ピットを含む) | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.着色アルミガラスクロス |
|
屋外露出(バルコニー、開放廊下を含む) および浴室、厨房等の多湿箇所 (厨房の天井内は含まない) |
ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.ステンレス鋼板 |
冷水・冷温水管の管、継手、弁類の保温(膨張管を含む)
施工箇所 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ | |
屋内露出(一般居室、廊下) | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.合成樹脂カバー1(シートタイプ) |
ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.合成樹脂カバー1(シートタイプ) |
15~25A:30mm 32~200A:40mm 250~300A:50mm |
機械室、書庫、倉庫 | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.原紙 5.アルミガラスクロス |
ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.ポリエチレンフィルム 4.アルミガラスクロス |
|
天井内、パイプシャフト内および空隙壁中 | ロックウールまたはグラスウール 1.アルミガラスクロス化粧保温筒 2.アルミガラスクロス粘着テープ |
ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.ポリエチレンフィルム 4.アルミガラスクロス |
|
暗渠(あんきょ)内(ピットを含む) | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.着色アルミガラスクロス |
ポリエチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.ポリエチレンフィルム 4.着色アルミガラスクロス |
|
屋外露出(バルコニー、開放廊下を含む) および浴室、厨房等の多湿箇所 (厨房の天井内は含まない) |
ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.ステンレス鋼板 |
ポリエチレンフォーム 1.保温等 2.粘着テープ 3.ポリエチレンフィルム 4.ステンレス鋼板 |
冷水管の管、継手、弁類の保温(冷水温度2~4℃)
施工箇所 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ |
機械室、書庫、倉庫 | ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.ポリエチレンフィルム 4.アルミガラスクロス |
15~20A:30mm 25~100A:40mm 125A~300A:50mm |
天井内、パイプシャフト内 |
ブライン管の管、継手、弁類の保温(ブライン温度-10℃)
施工箇所 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ |
屋内露出(一般居室、廊下) | ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.合成樹脂カバー1(シートタイプ) |
15~25A:40mm 32~80A:50mm 100~300A:65mm |
機械室、書庫、倉庫 | ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.ポリエチレンフィルム 4.アルミガラスクロス |
|
天井内、パイプシャフト内および空隙壁中 | ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.ポリエチレンフィルム 4.アルミガラスクロス |
|
暗渠(あんきょ)内(ピットを含む) | ポリエチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.ポリエチレンフィルム 4.着色アルミガラスクロス |
|
屋外露出(バルコニー、開放廊下を含む)および 浴室、厨房等の多湿箇所(厨房の天井内は含まない) |
ポリエチレンフォーム 1.保温等 2.粘着テープ 3.ポリエチレンフィルム 4.ステンレス鋼板 |
冷媒管の管、継手、弁類の保温
施工箇所 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ |
屋内露出(一般居室、廊下) | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.合成樹脂カバー1(シートタイプ) |
15~25A:30mm 32~200A:40mm 250~300A:50mm |
機械室、書庫、倉庫 | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.原紙 5.アルミガラスクロス |
|
天井内、パイプシャフト内および空隙壁中 | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.原紙 5.アルミガラスクロス |
|
暗渠(あんきょ)内(ピットを含む) | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.着色アルミガラスクロス |
|
屋外露出(バルコニー、開放廊下を含む)および 浴室、厨房等の多湿箇所(厨房の天井内は含まない) |
ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.ステンレス鋼板 |
タンクの保温
機器 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ | |
冷水、冷温水タンク | ロックウールまたはグラスウール 1.鋲 2.保温板 3.ポリエチレンフィルム 4.鉄線 5.カラー亜鉛鉄板 ※屋外設置の場合はステンレス鋼板 または溶融アルミニウムー亜鉛鉄板 |
ポリスチレンフォーム 1.鋲または接着剤 2.保温板 3.ポリエチレンフィルム 4.鉄線 5.カラー亜鉛鉄板 ※屋外設置の場合はステンレス鋼板 または溶融アルミニウムー亜鉛鉄板 |
50mm |
温水、還水タンク、熱交換器 | ロックウールまたはグラスウール 1.鋲 2.保温板 3.鉄線 4.カラー亜鉛鉄板 ※屋外設置の場合はステンレス鋼板または溶融アルミニウムー亜鉛鉄板 |
||
膨張タンク | ロックウールまたはグラスウール 1.鋲 2.保温板 3.鉄線 4.カラー亜鉛鉄板 ※屋外設置の場合はステンレス鋼板または溶融アルミニウムー亜鉛鉄板 |
25mm |
ヘッダーの保温
機器 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ | |
冷水、冷温水ヘッダー | ロックウールまたはグラスウール 1.鋲 2.保温板 3.ポリエチレンフィルム 4.鉄線 5.カラー亜鉛鉄板 ※屋外設置の場合はステンレス鋼板 または溶融アルミニウムー亜鉛鉄板 |
ポリスチレンフォーム 1.鋲または接着剤 2.保温板 3.ポリエチレンフィルム 4.鉄線 5.カラー亜鉛鉄板 ※屋外設置の場合はステンレス鋼板 または溶融アルミニウムー亜鉛鉄板 |
50mm |
温水、蒸気ヘッダー | ロックウールまたはグラスウール 1.鋲 2.保温板 3.鉄線 4.カラー亜鉛鉄板 ※屋外設置の場合はステンレス鋼板または溶融アルミニウムー亜鉛鉄板 |
長方形ダクトの保温
施工箇所 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ |
屋内露出(一般居室、廊下) | ロックウールまたはグラスウール 1.鋲 2.保温板 3.カラー亜鉛鉄板 |
50mm |
機械室、書庫、倉庫 屋内隠ぺい、ダクトシャフト内 |
ロックウールまたはグラスウール 1.鋲 2.アルミガラスクロス化粧保温板 3.アルミガラスクロス粘着テープ |
25mm |
屋外露出(バルコニー、開放廊下を含む)および 浴室、厨房等の多湿箇所(厨房の天井内は含まない) |
ロックウールまたはグラスウール 1.鋲 2.保温板 3.ポリエチレンフィルム 4.鉄線 5.ステンレス鋼板 |
50mm |
スパイラルダクトの保温
施工箇所 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ |
屋内露出(一般居室、廊下) | ロックウールまたはグラスウール 1.保温帯 2.鉄線 3.カラー亜鉛鉄板 |
50mm |
機械室、書庫、倉庫 屋内隠ぺい、ダクトシャフト内 |
ロックウールまたはグラスウール 1.鋲 2.アルミガラスクロス化粧保温板 3.アルミガラスクロス粘着テープ |
25mm |
屋外露出(バルコニー、開放廊下を含む)および 浴室、厨房等の多湿箇所(厨房の天井内は含まない) |
ロックウールまたはグラスウール 1.保温帯 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.鉄線 5.ステンレス鋼板 |
50mm |
消音内貼の保温
機器 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ |
サプライチャンバー | ロックウールまたはグラスウール 1.鋲 2.保温板 3.ガラスクロス 4.銅きっ甲金網またはアルミパンチングメタル |
50mm |
消音チャンバー、消音エルボ | ロックウールまたはガラスウール 1.鋲 2.保温板 3.ガラスクロス |
25mm |
排煙ダクトの保温
機器 | 施工箇所 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ |
長方形 | 屋内隠ぺい | ロックウール 1.鋲 2.アルミガラスクロス化粧保温板 3.アルミガラスクロス粘着テープ |
25mm |
円形 | 屋内隠ぺい | ロックウール 1.アルミガラスクロス化粧保温板 3.アルミガラスクロス粘着テープ |
煙道の保温
機器 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ |
長方形 | ロックウール 1.ブランケット 2.鉄線 3.カラー亜鉛鉄板 |
75mm |
円型 |
給排水衛生設備工事の保温
給排水衛生設備の保温に関わる下記の項目について、表にまとめています。
- 給水管
- 排水および通気管
- 給湯管(膨張管をふくむ)
- タンク、排気筒の保温
給水管の管、継手、弁類の保温
施工箇所 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ | |
屋内露出(一般居室、廊下) | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.合成樹脂製カバー1(シートタイプ) |
ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.合成樹脂製カバー1(シートタイプ) |
ロックウールおよびグラスウール 15~80A:20mm 100~150A:25mm 200~300A:40mm ポリスチレンフォーム 15~80A:20mm 100~300A:25mm |
機械室、書庫、倉庫 | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.原紙 4.アルミガラスクロス |
ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.アルミガラスクロス |
|
天井内、パイプシャフト内および空隙壁中 | ロックウールまたはグラスウールまたはポリスチレンフォーム 1.アルミガラスクロス化粧保温板 2.アルミガラスクロス粘着テープ |
||
暗渠(あんきょ)内(ピットを含む) | ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.ポリエチレンフィルム 4.着色アルミガラスクロス |
||
屋外露出(バルコニー、開放廊下を含む)および 浴室、厨房等の多湿箇所(厨房の天井内は含まれない) |
ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.ポリエチレンフィルム 4.ステンレス鋼板 |
排水および通気管の保温
施工箇所 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ | |
屋内露出(一般居室、廊下) | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.合成樹脂製カバー1(シートタイプ) |
ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.合成樹脂製カバー1(シートタイプ) |
ロックウールおよびグラスウール 15~80A:20mm 100~150A:25mm 200~300A:40mm ポリスチレンフォーム 15~80A:20mm 100~300A:25mm |
機械室、書庫、倉庫 | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.原紙 4.アルミガラスクロス |
ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.アルミガラスクロス |
|
天井内、パイプシャフト内および空隙壁中 | ロックウールまたはグラスウールまたはポリスチレンフォーム 1.アルミガラスクロス化粧保温板 2.アルミガラスクロス粘着テープ |
||
浴室、厨房等の多湿箇所(厨房の天井内は含まれない) | ポリスチレンフォーム 1.保温筒 2.粘着テープ 3.ポリエチレンフィルム 4.ステンレス鋼板 |
給湯管の管、継手、弁類の保温(膨張管をふくむ)
施工箇所 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ |
屋内露出(一般居室、廊下) | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.合成樹脂製カバー1(シートタイプ) |
15~80A:20mm 100~150A:25mm 200~300A:40mm |
機械室、書庫、倉庫 | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.原紙 4.アルミガラスクロス |
|
天井内、パイプシャフト内および空隙壁中 | ロックウールまたはグラスウール 1.アルミガラスクロス化粧保温筒 2.アルミガラスクロス粘着テープ |
|
暗渠(あんきょ)内(ピットを含む) | ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.着色アルミガラスクロス |
|
屋外露出(バルコニー、開放廊下を含む)および 浴室、厨房等の多湿箇所(厨房の天井内は含まれない) |
ロックウールまたはグラスウール 1.保温筒 2.鉄線 3.ポリエチレンフィルム 4.ステンレス鋼板 |
タンク、排気筒の保温
機器 | 材料および施工順序 | 保温材の厚さ | |
鋼板製のタンク | ロックウールまたはグラスウール 1.鋲 2.保温板 3.ポリエチレンフィルム 4.鉄線 5.カラー亜鉛鉄板 ※屋外設置の場合はステンレス鋼板 または溶融アルミニウムー亜鉛鉄板 |
ポリスチレンフォーム 1.鋲または接着剤 2.保温板 3.ポリエチレンフィルム 4.鉄線 5.カラー亜鉛鉄板 ※屋外設置の場合はステンレス鋼板 または溶融アルミニウムー亜鉛鉄板 |
25mm |
貯湯タンク | ロックウールまたはグラスウール 1.鋲 2.保温板 3.鉄線 4.カラー亜鉛鉄板 ※屋外設置の場合はステンレス鋼板または溶融アルミニウムー亜鉛鉄板 |
50mm | |
排気筒(隠ぺい箇所) | ロックウール 1.保温帯 2.鉄線 3.アルミガラスクロス 4.きっ甲金網 |
保温工事仕様書・要領書に記載する材料まとめ
仕様書に記載する材料について、「公共建築工事標準仕様書」をもとに表にまとめました。
保温材の規格・仕様
保温材 | 規格 | ブランケット | アルミガラスクロス |
ロックウール | JIS A 9504 人造鉱物繊維 |
きっ甲金網 メタルラス |
要被覆 |
グラスウール | JIS A 9504 人造鉱物繊維 |
- | 要被覆 |
ポリエチレンフォーム | JIS A 9511 発泡プラスチック |
- | 要被覆 |
外装材(鉄板)の規格・仕様
外装材(鉄板) | 規格 | 板厚 | 亜鉛メッキ付着量 |
カラー亜鉛鉄板 | JIS G 3312 | 0.27mm ※保温外径250mm以下 0.35mm ※その他 |
180g/m2以上 |
ステンレス鋼板 | JIS G 4305 | 0.2mm ※管・弁 0.3mm ※その他 |
- |
溶融アルミニウムー亜鉛鉄板 | JIS G 3321 | 0.27mm ※保温外径250mm以下 0.35mm ※その他 |
150g/m2以上 |
外装材(鉄板)を使用した工事はラッキング工事。外装材(鉄板)をラッキングカバーと言います。
詳細については、下記の記事で詳しく解説しています。
>>保温工事のラッキングとは?配管断熱工事のプロが丁寧に徹底解説!
外装材(合成樹脂カバー)の規格・仕様
外装材(合成樹脂カバー) | 規格 | 板厚 | 接合部 |
シートタイプ | JIS A 1322 | 0.3mm | 銅合金制のピン |
ジャケットタイプ | JIS A 1322 | 0.5mm | 差し込みジョイナーと 50mmピッチのボタンパッチ |
外装材(ガラスクロス)の規格・仕様
外装材(ガラスクロス) | 規格 | 仕様 |
ガラスクロス | JIS R 3414 | EP18Aによるガラス平織ガラスクロス |
アルミガラスクロス | JIS R 3414 | 厚さ0.02mmのアルミニウム箔 EP11Eをアクリル系接着剤で接着させたもの |
アルミガラスクロス粘着テープ | JIS Z 0237 | ガラスクロスに粘着力1.5N/10mm以上の接着剤を接着させたもの |
着色アルミガラスクロス | - | アルミガラスクロスの表面にアクリル系塗料を焼付塗装したもの |
補助剤の規格・仕様
補助剤 | 規格 | 用途・仕様 |
原紙 | - | ロックウール、グラスウールに巻く紙 1m2当たり370g以上の整形用原紙 |
整形エルボ | JIS A 1322 | 合成樹脂を使用した難燃性の整形用エルボ |
ポリエチレンフィルム | JIS Z 1702 | ポリエチレンフォームに巻くフィルム 厚さ0.05mm |
粘着テープ | JIS C 2336 | ポリエチレンフォームやポリエチレンフィルムを固定する粘着テープ 厚さ0.2mm |
鉄線 | JIS G 3547 | 保温筒を固定する亜鉛めっき鉄線 |
鋲 | - | タンク、ヘッダー、ダクトなどの保温取付けに使用 亜鉛めっき鋼板製座金に保温材の厚みに応じた長さの針を植えたもの 銅めっきスポット溶接鋲または絶縁座金付きスポット溶接鋲(銅または銅合金製) |
きっ甲金網 | JIS G 3547 JIS G 3554 |
線径0.4mm以上の亜鉛めっき鉄線 網目呼称16 |
銅きっ甲金網 | JIS H 3260 JIS G 3554 |
線径0.5mm以上の銅線(C1201WまたはC1220W) 網目呼称10 |
シーリング材 | JIS K 6249 | 耐熱温度120℃のシリコン |
鋼枠 | - | ダクトの点検口の保温などで使用する型枠 厚さ0.4mm以上の亜鉛鉄板で加工したもの |
幅木、菊座及びバンド | - | 厚さ0.2mm以上のステンレス鋼板 |
接着剤 | - | 合成ゴム系、エポキシ系、変成シリコン系 |
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